技能実習生の入国時における注意点

2022年3月14日

技能実習生を含む外国人が、2022年3月1日以降「水際対策強化に係る新たな措置」により入国する場合、本措置によって自宅等で一定期間の待機を行わなければなりませんが、

① 実習実施者が用意した宿泊施設(社員寮、賃貸住宅等)で待機を行う。

② 監理団体が用意した宿泊施設(入国後講習施設や近隣する宿泊施設等)で待機を行う。

上記二通りのパターンが想定されます。①の場合は実習実施者、②の場合は監理団体が適切な宿泊施設を確保する必要があります。また、基本的には技能実習生を宿泊施設まで送迎いただくことが望ましいですが、今回の水際措置に示されたとおり、公共交通機関を使用することも差し支えありません。(入国時検査から 24 時間以内に移動が完了する場合に限る)公共交通機関を使用する場合にはマスクの着用、手洗い、3密を避けるなどの感染防止対策とともに宿泊施設への必要最小限のルート、移動手段とすることなど遵守の徹底が求められますので、十分留意してください。なお、指定国から技能実習生が入国する場合には、原則として検疫所の指定する施設での待機が求められますが、検疫所の指定する施設での待機終了後の送迎については監理団体側で対応を行わなければなりません。

入国者健康居所確認アプリ

入国に当たっては、技能実習生が厚生労働省の指定するアプリ(MySOS:入国者健康居所確認アプリ)をスマートフォン等にインストールしなければなりません。ですので、技能実習生がスマートフォンを所有していない場合には、監理団体側で貸与するなどの対応を行う必要があります。また、入国前検査の証明等の確認やアプリのインストールなど、空港での検疫手続の一部を、ウェブ上で日本入国前に済ませることができます。手続き迅速化のため、可能な限り活用するようにしましょう。

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