現在の日本では、基礎疾患のある方も含めて多くの国民が新型コロナウイルス感染症のワクチンを接種しています。もし、ワクチン未接種の技能能実習生がワクチンの接種を希望している場合は、監理団体・実習実施者が確実にワクチン接種を受けられるよう必要な支援を行うようにしてください。なお、帰国困難事情などにより「特定活動」で在留している方についても、併せて周知を行うようにしてください。帰国するまで支援をするのが監理団体・実習実施者の務めとなります。
接種手続について
住民登録をしている市区町村から「新型コロナワクチン接種券」と「接種のお知らせ」が送付されていますので確認してください。その際に、現住所と在留カードに記載してある住所が相違していると接種券が届きませんので至急、市区町村の窓口で住所変更の手続きを行うようにしましょう。なお、新住居地に移転した日から14日以内に管轄の入国管理局に対しても届出が必要となりますのでご注意ください。技能実習生を含めて日本に居住する方で接種を希望する場合、無料でワクチン接種を受けることができます。合わせて周知すると、技能実習生も安心してワクチン接種に臨むことができることでしょう。
ワクチンの接種に当たっては、有効性及び安全性を理解した上で、予診票(日本語)に必要事項を記入する必要があります。新型コロナワクチンの説明書及び予診票の翻訳版をあらかじめ技能実習生に渡しておくと、円滑な接種が進められます。接種日当日は、技能実習生が円滑に接種を受けることができるよう、必要に応じて接種会場への送迎支援や、会場内での支援を行うようにしましょう。