本年、1月に発出された緊急事態宣言は、同年3月21日付で解除されました。政府は、今後も感染再拡大を防ぐ対策については、自治体と連携を図りながら継続していくとの姿勢を強くあらわにしました。
外国人の新規入国等については、緊急事態宣言の解除が発せられるまでの間、原則として一時停止の措置となっていましたが、日本国内での変異株の感染拡大や、新規感染者数の下げ止まりを苦慮し、政府は当分の間、次の措置を継続すると新たに決定しました。
(1)ビジネストラック及びレジデンストラックの一時停止
(2)全ての国・地域からの新規入国の一時停止
(3)全ての国・地域への短期出張からの帰国・再入国時における特例措置の一時停止
ただし、「高い公益性」や「緊急性」がある場合は例外とし、日本人帰国者や在留資格保持者の再入国については、1日計2,000人程度を上限に入国を認めるとのことです。なお、東京オリンピックについては、現在の日本の状況において、コロナ感染の収束に見通しが立たないとして、海外からの観客の受け入れを断念することが正式に決定しました。このような日本の現状を一日でも早く打破するためにも、私たち国民一人ひとりが意識を高めコロナ禍の収束に向けて行動する必要があります。