外国人技能実習機構(OTIT)の役割 ⑧

2021年11月14日

外国人技能実習機構(以下、OTIT)とは、外国人技能実習生のために、様々な支援を行っている組織であるとお伝えしてきました。今回もOTITが外国人技能実習生に対して行っている支援業務の内容についてご紹介していきます。

技能実習生手帳アプリ

OTITでは、前回の記事でご紹介した技能実習生手帳をアプリ化しています。手帳アプリは無料でスマートフォンにインストール可能であり、いつでも手帳にアクセス可能となっています。この手帳アプリでは、最新の技能実習関連法令や、日常生活に役立つ情報、災害情報(地震や風水害の情報をリアルタイムに確認可能)、違反の通報や申告手続き、困った際の相談窓口、各国の大使館の情報などの技能実習生に必要な情報や機能を提供しています。さらにアプリ共有機能も実装されていて、Facebook、Twitter、LINE、メールなどでダウンロード先をシェアすることも可能です。なお、対応言語はベトナム語、中国語、フィリピン語、インドネシア語、タイ語、ミャンマー語、モンゴル語、カンボジア語、英語の9 か国語になっています。

また、インドネシア、ミャンマーから来日している技能実習生向けに、一般回線、メール、レターでの相談受付に加え、FacebookやMessengerによる音声相談を受け付けています。Facebook上でOTITの「援助」に友達申請を行うことで、Messengerの通話機能を利用して、音声相談をすることが可能となっています。なお、相談受付は母国語相談の対応日になっています。次回に続きます。

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