新型コロナウイルスの国内流入を抑える水際対策に関し、日本政府は外国人観光客の入国を2022年6月にも一部解禁する方向で調整に入っています。岸田総理大臣が先週、訪問先のイギリスにて今後G7(主要7か国)並みに円滑な入国が可能となるよう、現在の水際政策をさらに緩和する方針を表明しました。具体的には、一日当たりの入国者数の上限を、今の1万人から2万人に引き上げることを検討していて、大型連休が明けた今後の感染状況も慎重に見極めたうえで、最終的な対応を判断するとの方針を示しています。また、松野博一官房長官は記者会見を行い「感染拡大の防止と社会経済活動のバランスを取りながら今後も段階的に緩和を進めていく。今後の対応については日本各地の感染状況をみながら適切に判断していく」と述べました。