外国人技能実習機構(OTIT)の役割 ⑤

2021年10月20日

これまでに、外国人技能実習機構(以下、OTIT)とは監理団体と実習実施者を統括し、外国人技能実習生を支援する重要な役割を担っている組織であるとお伝えしてきました。今回も引き続き、OTITが外国人技能実習生に対して行っている支援業務の内容についてご紹介していきます。

実習先変更支援

実習実施者(以下、実習先)において、何かしらの理由で技能実習を継続させることが困難になった場合、監理団体・実習先は、技能実習生に対して変更支援を行わなければなりません。この変更支援の具体的な内容としては、新しい受入先を見つけ出す、新たな実習先を確保するなどの調整業務となります。とは言いつつも、監理団体・実習先が自力で新しい実習先を確保することはとても難しいことです。そこで、OTITでは、技能実習生の受入先となりうる監理団体の情報の受付及び提供を行っています。具体的には「監理団体向け実習先変更支援サイト」より技能実習生の受入れを募集している監理団体から情報の登録を受け付け、一方、新たな受入先を探している監理団体に、登録された情報を提供しています。このサイトでは、受入れを希望する実習生の職種・作業、国籍・地域、在留資格及び受入れを希望する時期を入力することで、受入可能な実習先を検索することが可能です。なお、技能実習生を募集している監理団体又は実習先の変更を求める監理団体が上記サイトを利用するためには、あらかじめ利用者登録が必要ですので注意してください。次回に続きます。

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