外国人技能実習生などを含め、新型コロナウイルスの水際対策で制限されている海外との往来が段階的に緩和されつつあります。
そのような中で、成田空港に、「PCR検査センター」が設置されることとなりました。国内の空港では、初の試みとなります。このPCR検査センターは、日本から海外に渡航を希望する方々を対象に検査を行う施設となっています。
前回の記事でも紹介しましたが、日本から中国に入国する際に、PCR検査で陰性であることを示す証明書等が必要となります。今後、海外との往来が再開する中で、中国以外の国・地域からも、入国の際にPCR検査で陰性証明書等を求められることを想定し、PCR検査センターが設置されました。
日本医科大学が中心となり、PCR検査センターを運営します。24時間態勢で稼働を予定しており、1日約700件の検査が可能となります。国際線の出発当日であっても、事前予約なしで検査を受けることができ、受付から約2時間ほどで「陰性証明書」を発行してもらえます。
成田空港の代表者は、記者会見で「空港内で検査を受け、短時間で証明書を発行することが可能となる。当センターは、国際線が早期に復活するカギを握る重要な施設になる。」と意気込みを語りました。